4月16日 【長期課程】~林業労働安全(基礎)in県北校~

 入校から5日目の4月16日、林業・木材製造業労働災害防止協会熊本県支部の梅木安全指導員を講師に迎え、現場に出る前に最も重要な「労働安全」について学びました。
 講師の梅木氏は、森林組合と民間林業会社に26年間勤められたことから、身をもって経験されたことを中心に話をされました。
例えば、
・作業開始前、終了後など毎日定時に連絡を取り合う。連絡がないときは、何かあったと判断して、すぐに捜索に出ることができる。
・アナフィラキシーショックで気を失った人をおんぶすることはできない。気道がふさがってしまうとともに、力が抜けた人間を担ぐのは無理なので、すぐに人を呼ぶこと。
・山で迷子になったら、谷を下ると崖になっていることがあるので、尾根を下ること。
・指さし呼称は、目で見て、指差して、声を出すことで、必然的に注意することができる。実際に、JRでは事故を劇的に減らすことができた。
 そのほか、マムシに噛まれたこと、蜂に刺されたことなど身の毛がよだつ話も多々あり、山に入る前の心構えができたのではないでしょうか?
 生徒たちは、翌週から少しずつ現場実習を受けていくこととなります。